食事を見直したことで
妊娠したという経験から
「食」について
もっと知りたい!という
気持ちがわいてきました。
まずわたしが興味を持ったのは
栄養素について。
この食材は〇〇が多いから
積極的に食べましょう。
当時は、そんな情報ばかりを
頭に入れていました。
この時はまだ
気休め程度に調べていただけ。
例えば、食事をした後に
食材の栄養素を調べては
「わたしは健康的な食事をしたんだ」
と、自分に言い聞かせるように
ただ安心感を得るためだけに
調べていました。
そのため、この時は
食事の時間を結構楽しめていて
大体の食材は体にいい栄養素を
持っているんだから
何食べても、身体にいいんでしょ!
と、気楽に考えていました。
しかし、その後
食について2回目の転機を
迎えることになります。
きっかけは子どもに
乳児湿疹ができたことでした。
出産という大仕事を終え
寝不足のまま始まった育児。
3時間おきの授乳をして
おむつを替えたり、寝かしつけたり。
自分の体も休めなくてはと
必死に過ごしていたある日、
子どもの顔に赤いブツブツしたものが
たくさん出てきたのです。
保湿クリームを塗っても
よくならない。
繰り返し肌に現れる湿疹は
見ていて痛々しく、
どうにかできないものか?
と頭を悩ませました。
いろいろと調べていくと
母親が食べてきたものは
良い物も悪い物も、全て
赤ちゃんの体に受け継がれていく
という情報を目にしました。
出産前も好きなものを
好きなように食べていたわたし。
わたしの体に蓄積された毒は
子どもの体に移っていくので
毒を体の外に出そうとして
湿疹が起こる
ということを知りました。
わたしの乱れた食生活が
この子を苦しめている・・・
この事実を知った時に
悔しい気持ちと申し訳ない気持ちが
同時に湧き上がってきました。
過去にはもう、戻れない。
とりかえしのつかないことを
わたしはしていたんだ、と
そう思いました。
さらに、わたしはその頃
乳腺炎(授乳中に起こるトラブル)で
度々困っていて
その原因は、わたしが油っこいものや
動物性食品を多く食べているからだという
情報も目にしていました。
自分と子どもを苦しめている原因が
「食」である。
そう思ったわたしは
今まで得てきた食についての知識は
薄っぺらいものだったことを
思い知らされ、
自分の健康、そして
自分の子どもの健康を守るためには
本腰を入れて
食の勉強をしなくては
いけないんだと
思うに至ったのでした。
つづく