こんにちは!
重ね煮アカデミーⓇあかつきの
松本千秋です^ ^
本日10月17日は何の日だか
ご存知でしょうか?
暦を意識し始めてから
新しく使うようになった手帳で
知ったのですが
今日は「神嘗祭(かんなめさい)」という
伊勢神宮で最も重要とされている祭祀が
行われる日だそうです。
少し調べてみると、
1年の収穫に感謝するための
お祭りだということで
年間1500回程ある伊勢神宮の
お祭りの中でも最も重要なお祭りなんだとか。
食が豊かな現代の日本。
いつでも美味しいものが
手に入りやすい今だからこそ
大切にしたい食の考え方について
お伝えしますね^ ^
「食べる=命を繋ぐ」ということ
わたし達人間は
生きていくために食べる必要があります。
三大欲求のうちの一つでもある食欲は
生まれながらにして備わっている
本能ですよね。
お腹が空くと何かを食べたいと思い
食べ物を探し、食べる。
当たり前のことですが
この行為を繰り返していくことで
生きていくことができるのです。
飽食の時代より圧倒的に長い飢餓の時代
食べて消化されることで
血液を介し全身に栄養が行きわたり
体は元気でいられます。
歴史を振り返ってみると
人類が誕生してから現代に至るまで
長い間ずっと飢えと戦ってきました。
現代の日本のように飽食の時代というのは
経験したことが無い程、稀に見る状況で
圧倒的に飢餓の時代の方が長いのです。
食べ過ぎないことで体調は整う
体内の消化酵素は500年以上
同じ食生活を続けないと変わらないと言われ
わたし達の体は、実は飢えには強いですが
食べすぎには弱いです。
そのため現代の日本では
生活習慣病やアレルギーなど
腸が消化不良を起こして
発生する病気が急増しているのです。
体調を崩した時は、体力をつけなきゃと
ご飯やお肉を食べようとしていませんか?
体調を崩した時こそ、極力食べずに
過ごすことで体は回復へと向かいます。
体調が悪くて食欲が無い時は
そのまま無理して食べなくてよく
それは自然界で生きてる動物たちも
食べずに体調を整えているのですよ。
先人達が命を繋いできたことでわたし達は生きている
このように、わたし達は
先人達がどのような食生活を送ってきたか
がベースになり体がつくられています。
災害が起きて不作の時があっても
どうやって飢えをしのいでいくか?
命を繋いでいくか?と先人達が
知恵を働かせて食べ続けてきたからこそ
わたし達の今の体があるのです。
郷土食は先人達の生きる知恵がつまっている
「郷土食」と聞くと、今では
観光した時に食べるものという
イメージが強いかもしれませんが
元々は、先人達がその土地ごとで
飢えをしのいできた食事です。
地域によって気候や風土が違うので
同じ日本国内でも、飢えをしのぐために
食べてきたものは異なります。
例えば、北海道では
凍らせた魚を解凍せずに食べる
「ルイベ」という食べ物があります。
これは長い冬、作物が育たない間
何をどう食べて乗り切るか?という
先人達の知恵と工夫が詰まった食べ物で
魚を凍らせることで寄生虫が死滅するので
貴重なタンパク源を補給できる
保存食として重宝されてきました。
このように、郷土食を知ると
先人達が命を繋いできた知恵を
知ることができるのですね。
食べるものに困らない今だからこそ意識したいこと
様々な食べ物で溢れかえっている日本。
先人達が工夫してきたこと
飢えに苦しまなくていいこと
豊作・不作に関わらず
お店に行けば食べ物が手に入ること
そういうことに対して
ありがたみが薄れているのを
感じてハッとしました。
今日の10月17日が
1年の実りに感謝する日だと知ったことで
豊かに生活できることに感謝して
改めて食の大切さを伝えていきたいと
思いました。